クレアチンリン酸-ATP-C系

最強のハイパワーの源

そしてさらに高い心拍数、あるいは急激な開始運動では解糖系(乳酸系)システムでもATPがまかないきれなくなります。すると第三のシステム「ATP-CP系」が作動、いよいよニトログリセリンに点火です!これは筋肉内に蓄えられたクレアチンリン酸という物質を使ってATPを生産するシステムで最もパワーを発揮できるシステムです。しかしこのクレアチンリン酸の貯蓄量はわずかでしかなく数秒しか持続できません。ATPを放出するとクレアチンとリン酸に分解され、再びクレアチンリン酸の合成に利用されます。3分ほどのインターバルで90%程度の量まで回復するといわれています。

このクレアチンリン酸の貯蓄量をもし増やすことができればハイパワーの持続時間を伸ばす事ができスプリント競技などでは有利になれると考えられています。ウエイトトレーニングにおいても高負荷でのレップ(回数)を増やす事ができるので結果的により高強度のトレーニングが可能となります。クレアチンは体内で合成されますが、肉や魚にもわずかながら含まれています。しかしその量には限界があるためクレアチンサプリメントを使うという考え方がありますが、あくまで持続時間を延ばす可能性があるというだけでパワーや筋力そのものが上がるというわけではありません。またもちろん誰でもその効果が得られるというわけでもありません。
ADP(アデノシン2リン酸)についはここでは省略します。

コーチングクリニックCOACHING CLINIC (コーチング・クリニック) 2006年 09月号 [雑誌]

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大沼きんいかがだったでしょうか?やや専門的な内容でしたが、筋肉とは状況に応じて三段階の燃焼システムを使い分ける優れた超高性能エンジンである事がご理解いただけたでしょうか。これらの高性能システムをスムーズに作動させるためにもウオーミングアップによる暖気運転が必要なのです(関連ページウオーミングアップとストレッチ)。ただ伸ばすだけのストレッチじゃエンジンは温まってはくれません。

これで筋肉発達のために必要な知識をひととおり学ぶ事ができました。が、まだまだまだです。これらの知識をいかしてより筋肉を増強するための方法をいよいよ伝授!!

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